日本統治が終わった後、滝の上流にある水源がだんだん乏しくなりました。そこで、白雲村の住民は代わりの用水路を築き、滝が流れ着く最終区段を人工の滝にしました。そして、滝の途中から、農業灌漑用水として用水路まで引いたのです。こうして、滝はもとの勢いを失い、雨季が訪れる時期にのみ、幅約6メートル、高さ25メートルの滝の眺めを観賞することができるようになりました。 この滝は、見る人に優雅で静寂な気分にし、崖を上り滝の上の岩に立つと、亀山島が遥か遠くに眺められます。更に滝の上流の奥の谷に入ると、風化した岩が立ち並び、まるで水濂洞に入ったような気分が満喫できます。 石を超え崖をよじ登るのは、険しく困難なので危険が伴うスポットですが、その風景は非常に魅力的です。よって、昔から、「恋愛中の二人が猴ドウ滝へ上ると必ず恋が実る。」と言い伝えられています。思い当たる人は、是非この地を訪れて実証してみてはいかがでしょうか。